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 実大免震試験機の仕組(abcde


実大免震試験機 E-Isolationは、内閣府SIP第2期「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」の一つの研究として、防災科学技術研究所を管理法人として、京都大学、東京工業大学、免震研究推進機構の共同により進められ、多くの企業の基金拠出、会員企業の応援に支えられ、具体的な研究・設計・製作・施工は、多くの研究者・技術者の方々の協力によって実行されました。

E-Isolationは、
① 免震構造・制振構造の確かな利用と発展のために、日本に初めて建設された公的な実大免震試験機であり、
② 精度の高い計測結果が瞬時に得られる世界初の実大免震試験機です。
③ 免震構造の基部に設置される実大の積層ゴム・滑り支承・球面滑り支承などを対象に、構造物の重量に相当する実鉛直荷重を作用させた状態で、大地震時に生じる水平大変位を動的に与える試験を行うことができ、
④ 免震構造・制振構造に組み込まれる各種の実大ダンパーを対象に、大地震時 に相当する実変位と実速度を動的に与える試験を行うことができます。
⑤ 免震建築物に用いられる各種の支承とダンパーに関する大臣認定の基本試験となる動的性能認証制度を2024年7月に開始し、
⑥ 制振建築物に用いられる各種のダンパーに関する動的性能認証制度を2024年7月に開始しました。
⑦ リアルタイム・ハイブリッド・シミュレーションの活用など世界をリードする試験を行うことができます。 ⑧ E-Isolation の活用により、免震技術・制振技術が発展し、大地震を受けても壊れず、機能の継続が可能な建築物・土木構造、社会の構築が進むことを強く願います。